「娯楽を楽しんでから作業する」ってアリ? ― ながら作業に頼ってしまう人へのやさしい解決策

「やるべきことがあるのに、どうしても気が乗らない…。とりあえずゲームや動画で気持ちを落ち着けてからじゃないと始められない」
そんな自分に、罪悪感を感じていませんか?

実は、“娯楽で心を満たしてから作業を始める”という方法は、決して間違いではありません。
むしろ、人間の心の仕組みに合ったやり方です。ただし、そのままだと「娯楽だけで終わってしまった…」というリスクもあります。

この記事では、今のやり方を活かしつつ、**「ながらでしかできない」から「ながらでもできる」**状態へ少しずつ進めていく方法を紹介します。


■ 先に娯楽をするのは悪くない理由

まずは安心してください。あなたのやり方には、ちゃんと良い面があります。

● メンタルの余裕が生まれる

ストレスや焦りが高いまま作業を始めようとすると、脳が抵抗します。好きなことを少し楽しむことで、心の負担が軽くなり、動きやすくなります。

● モチベーションの火種になる

ゲームや動画で得たドーパミンは、行動のエンジンになります。「ちょっとやる気出たかも」と思えるのは、自然な反応です。


■ でも、そのままだとハマりやすい落とし穴も…

問題どうなる?
娯楽が止まらない気づいたら時間が溶けて、作業できなかった…
切り替えがつらい楽しい→やるべきこと、の差が大きくて動けない
“娯楽しないと作業できない”癖脳が「まず遊ばないと無理」と覚えてしまう

■ 改善のポイント:やり方を少し整えるだけで変わります

「娯楽をゼロにする」のではなく、**“娯楽から作業へつなげやすくする工夫”**を足していくことが大事です。

✅ ① 娯楽に「終わりのサイン」を作る

  • ゲームは30分まで・動画は2本までなど、時間で区切る
  • タイマーやプレイ結果を“切り替えポイント”にする
  • 「終わったら机に座る」「音楽だけ変える」など、行動のスイッチを決めておく

✅ ② 娯楽からいきなり集中しない

切り替えが苦しいなら、**“準備だけする数分”**を挟むのがコツです。

  1. 娯楽(ゲーム・動画など)
  2. ノートを開く/パソコンを立ち上げるだけ(3分)
  3. ながら作業スタート(音楽や配信を流しながらでOK)

これだけで心理的ハードルがかなり下がります。

✅ ③ 慣れてきたら「作業→娯楽」の順番をちょっと混ぜる

いきなり変える必要はありません。ただ、余裕が出てきたらこんな形に近づけていきます。

  • 10分作業 → 5分ゲーム
  • 20分作業 → 1動画視聴
  • これを繰り返す(いわゆるポモドーロ風)

→ 娯楽は「作業していいよ」というご褒美になります。


■ 結論:あなたの方法は間違っていない。でも“つながる工夫”を加えるともっと楽になる

先に娯楽→心を満たしてから作業という流れは、人間らしくて自然です。
ただし、

  • ✅ 区切りをつくる
  • ✅ 準備だけやる時間を挟む
  • ✅ 少しずつ「作業→娯楽」の順にも慣れていく

こうした工夫を取り入れることで、「ながらでしかできない」から「ながらでもできる」自分へ近づくことができます。

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